もうご存知の方も多いとは思いますがSTDのキャブレターの内部パーツ(メインジェット等)を交換することにより、各車両毎の性能を最大限に引き出す為に開発されたSTDキャブレター用のリセッティングKitです。
ここでは各ステージの説明と特徴をご説明しています。

Jetkitについて

Stage1 Kit
 このキットは、ストックのエアクリーナーボックス、エレメントを使用しているストックエンジンに対応するキットです。(排気系はストック、アフターマーケットのどちらにも対応できます。)
 エアクリーナーエレメントにはK&Nのリプレイスメントフィルターを使用するキットもあります。ステージ1キットは、スロットルレスポンスを良くし、かつキャブレターの性能を十二分に発揮出来るように設計されており、約5%のパフォーマンスの向上が見られます。

Stage2 Kit
 このキットは、ストックもしくはファインチューンを施したエンジンに、エアクリーナーボックスをモディファイして対応するキットです(エアクリーナーエレメントは、ストックまたはK&Nを使用します。)
 排気系は、ステージ1と同様ストックで対応できるモデルもありますステージ2キットは、パワーフィルターがスペース的に使用できない場合やエアクリーナーボックスのモディファイがパワー向上に有利な場合等の為に設計されており、約8%ほどのパフォーマンスの向上が見られます。

Stage3 Kit
 このキットは、ストックもしくはファインチューニングを施したエンジンに、K&Nのパワーフィルターを使用して対応するキットです。
 このキットの場合もストックの排気系で対応できるモデルもあります。
 ステージ3キットは、ほとんどの場合で約10〜15%のパフォーマンス向上が見られますが、最近のショートストロークの高回転型エンジンの場合、パワー特性が少しシビアになる可能性があります。最近の一部車種のエンジン特性や、エアクリーナーボックスのデザインによっては、エアボックスを取り外してパワーフィルターを使用した場合にパワー特性が悪くなってしまう事があります。この様なモデルには、ステージ3キットの設定をしていません。

Stage7 Kit
 このキットは、レーシングユースもしくは特別なアプリケーションを使用した車種に対応するキットです。例えば、ヤマハV−MAXのようなコンプリートインダクションキットなどの事です。
 ステージ7キットは、レースなどの限られたコンディションや特別なアプリケーションによるチューニングを施した場合に、適切なジェッティングを与える事ができる様にデザインされたキットです。

Thunder Slide Kit
 このサンダースライドキットは、キャブレターのスライドそのものを変更する事で、今までよりもさらに高いレベルでのレスポンスの良さとスムーズさの両立を目指したキットです。
 負圧キャブレターでレスポンスを上げるには、スライドピストンの反応スピードを早くしてやるわけですが、そこにも限界があります。レスポンスする以上にスライドが動きすぎる(踊る)様になり、かえって逆効果となってしまうのです。
 スライドピストンが軽い場合は特にその傾向が強く、小さな負圧の変動にも影響を受けてしまいます。サンダースライドキットのスライドは、負圧穴を開ける向きや大きさに工夫を加えることで、軽いプラスチック製のスライドにもかかわらず踊りにくい物になっています。その結果、今まで以上のパフォーマンスを獲得した上でフィーリングの向上も達成しています。ストックもしくはファインチューンを施したエンジンに対応しており、スクリーミングイーグルのハイフローエアクリーナーキットを併用する事でさらにパフォーマンスを発揮します。